ブログ 2024年07月の記事一覧
2024年 7月 31日 大学で面白かった授業(中山編)
こんにちは!担任助手2年の中山です。
最近、他の担任助手が大学で面白かった授業をブログで紹介していますが、他の大学・学部の授業について、なかなか知る機会はないので読んでいて楽しいです。
ということで、今日は私が大学で面白かった授業を皆さんに紹介していきます!
①科学史
みなさん、科学史って知っていますか?
科学史とはその名の通り科学の歴史であり、古代ギリシャ時代から現代まで、「科学」がどのような道を歩んできたのか、について研究する学問です。高校の科目で言うと、倫理・世界史・数学・理科が混ざったようなものになっています。
私が受けた授業では、古代ギリシャ時代にはじまりニュートンの登場にいたるまで、イスラーム世界も含めた広い地域における科学を扱っていました。
昔の時代の科学は想像しにくいかもしれませんが、ソクラテスやアリストテレス、などの名前は聞いたことがあるでしょう。この授業において、科学とは「自然現象を合理的に説明するもの」とされていました。
アリストテレスは、地上世界は土、水、空気、火の4つの元素からできており、それらが姿を変えながら生成・消滅を繰り返すと考えました。彼の説は現代から見ると非合理的なものかもしれません。しかし、当時彼のような形で自然現象を合理的に説明しようとすることは非常にまれなことでした。それゆえ彼の説は広く支持され、それに基づいた医療行為も行われていました。当時、彼の唱えたものは科学として受け入れられていたのです。
科学とは、先人の築いたものを適宜修正しながらより適当なものを作る営みです。これを読んで興味がわいた方は、文系理系に関わらず科学の歴史、科学史を学んでみてくださいね。
②図形科学
図形科学、こちらも聞いたことのない名前だと思います。この授業では、「図学」を学びますが、図学とは、3次元空間にある物体を2次元の平面上に落とし込むための学問です。機械や建物の図面を見たことはあるでしょうか。特にその中でも、正面・上・横の三方向から書かれているものをみたことはあるでしょうか。そこに使われている学問がこの図学なのです。
図形科学の授業はA/Bの二つに分かれており、Aでは図学から発展して作られたCADという製図・設計をするための支援ソフトの使い方を、Bでは三角定規とコンパスを用いて図面を書く方法を勉強しました。また、Aの方ではリンク機構についても学びました。リンク機構とは、部材を組み合わせて、力や運動が加えた場所と違う場所にも伝わるようようにしたものです。そのリンク機構を使って何か一つ作品を作るというのが最終課題だったのですが、それがとても面白かったです。Bの方では実際に手を動かして学び、三角柱と三角錐が交わった時の二つを合わせた輪郭を作図したりしました。線を足すたびに輪郭が浮き上がってくるのでこちらの授業も楽しかったです。
③言語構造論
この授業は言語学の観点から言語にまつわる様々なトピックを学ぶというものでした。
例えば、「たちつてと」のうちなぜ「つ」だけ「tu」ではなく「tsu」と書くのか (これは実は発音の違いによるものです。tuはトゥのようになります。)であったり、「頭が赤い魚を食べる猫」という言葉には複数の解釈が存在する(詳しくは調べてみてください)、というようなことを学びました。
言語学のカバーする範囲は非常に広範で、上に挙げた例はそれぞれ「音韻論」「統語論」にあたります。他にも「音声学」(子音の発音方法など音の違いについて)や「形態論」(単語の階層構造について)を学べます。
ではここで、一つクイズです。”unlockable”という単語を「開錠することができる」と解釈するとき、この単語は①un-lockableと②unlock-ableのどちらの構造を持つでしょうか。
・・・わかりましたか?正解は②のunlock-ableです。unlock「開錠する」に可能を表す-ableがついてunlockableとなっているのです。しかし、①の解釈をすると、lockable「錠がかけられる」をunで否定しているので、「錠をかけられない」となります。つまり、unlockableは二通りの解釈ができる単語となるわけです。
言語学はその幅の広さから、どんな人でも興味を持てると思います。実際、この授業は大人気で、昨年はキャンパスの中で最大の教室で行われていました。
上に上げた3つの授業を見て、あれ?面白かった授業、数学とか物理とかじゃないの?と思った方もいると思います。
しかし、それこそが大学の魅力なんです!
例えば理系なら数学や物理は必修の授業としてありますが、他にも文系科目や文理融合的な科目など、様々な科目を履修することができるのです。
皆さんも大学に入ったら、学部学科の科目以外に興味がある科目も履修してみることをおすすめします!
頑張れ松戸校!
2024年 7月 30日 大学で面白かった授業(寺田謡編)
こんにちは!担任助手2年の寺田です。
都会(新宿とか)に一人で出かけるのが私の趣味なのですが、こう暑いとやってられませんね。
建物内に入れば涼しいですが、そこまでの道のりが地獄です。特に駅のホームがものすごく暑いです。
さて、本日は大学で面白かった授業についてご紹介したいと思います。
一つ目は、物権法の授業です。
ざっくりいうと物の取引などに関する法律を学ぶ授業です。不動産と動産に分けて考えます。
不動産の話について、少し例を挙げたいと思います。
AさんがBさんに土地を売ったのに、Aさんが同じ土地をCさんにも売ってしまった、というところから事件は始まります。
普通の感覚だと、もうBさんの物になった土地なんだからCさんはその土地を手に入れられないよね、となるように思われますが、実はそうならないこともあるのです。
Cさんが全く悪気なく土地を買った場合、CさんがBさんに嫌がらせをしようと思って土地を買った場合、Cさんが土地をDさんに転売してしまった場合など、物件法は出てくる事例のバリエーションがすごいです。
授業ではいろいろな事例を扱って、それぞれどのように解決していくのかを学びます。
事例の整理を分かりやすくして下さる先生だったのですごく面白かったです!
二つ目は刑法の授業です。
傷害罪や窃盗罪など、誰でも知っているような犯罪も授業には登場するのでかなりとっつきやすいです。
聞いたことがある名前の犯罪でも、ちゃんと勉強すると始めて知ることも多くあって面白いです。
詐欺や強盗、恐喝などは考え方が複雑で、共通する点や違う点を整理するのが大変でした。
授業はすごく面白いのですが、内容が内容なだけに学んだことを周りの人に紹介するのがはばかられます。
三つ目は、英米法の授業です。
アメリカやイギリスでは日本における民法、刑法と言った法典がなく、判例を法律のように用いています。
成文法典がないということで、法律の発展という点で歴史的に日本とは異なる変遷が見られて、かなり面白かったです。
授業では昔のアメリカやイギリスの判例を読みながら、時代によって裁判所の判断がどのように変遷していったかを見ていきました。
今の感覚では考えられないような判断がされていたりもしました。
陪審制や懲罰賠償といった日本にはない制度についても紹介があって、それも面白かったです。
これまでいろいろ書いてきましたが、法律科目の授業でつまらない授業はそんなにないなあというのが私の感想です。
どんな授業でも、いままで全然知らなかったことを学べます。
大学の授業とは総じてそういうものだという気もしますね。
何事も楽しく学んでいきたいものです。
頑張れ松戸校!
2024年 7月 29日 大学で面白かった授業(佐藤編)
こんにちは!担任助手2年の佐藤です
先日ゼミの先生が朝ごはんはしっかり食べたほうがいいとおっしゃっていました
朝ごはんを食べることで、夜眠っている間に失われたエネルギーを補給することができるそうです
そのほかにも朝ごはんを食べるメリットはたくさんあるそうです
僕は朝ごはんを抜きがちなので
この夏休みは朝ごはんを食べることを頑張ります笑
さて、最近のブログのテーマは「大学で面白かった授業」ということで
今回も大学で面白かった授業について2つほど紹介したいと思います!
1つ目は「サイエンス・ラボ」です!
この授業では生物、物理、化学の3分野の実験をする授業です
例えば
生物なら光合成
物理なら太陽電池や光の波長の測定
化学なら色素の合成など
ある共通のテーマ(今回は光)に関連する実験を行い3分野それぞれの違いなどを学びます
それほど難しい計算や用語の暗記はないので、高校時代理科が苦手だったひとにもオススメです!
そんなサイエンス・ラボは何といっても
友達ができる!
これは大きいです
ほぼすべての授業で、班で実験を行います
なので必然と話す機会も増え、たくさん友達ができます!
僕自身、大学の友達とはほぼこの授業で仲良くなりました笑
2つ目は「途上国経済論」です!
最初にクイズです!
世界には途上国がいくつあると思いますか?
正解は141ヶ国です
国連加盟国が193ヶ国なので、世界の約7割が途上国になります
多くないですか?
僕も授業で聞いたときこんなにあるのかとビックリしました
この授業ではその名の通り途上国の経済について学びます
同じようにヨーロッパ諸国に植民地化された国の経済成長の違いが面白かったです
例えば、香港やシンガポールなど経済成長著しいアジア
一方であまり経済成長しているとは言えないアフリカ諸国
これらを比べてみると様々な発見がありました
大学にはたくさんの授業があります
あまり興味のない分野の授業でも受けてみたらとても面白いなんてことがたくさんあるので
大学生になったら様々な分野の授業を履修してみてください!
きっと素晴らしい発見があるはずです
頑張れ松戸校!
2024年 7月 28日 大学で面白かった授業(寺田海編)
お久しぶりです!
大学のテストが全て終わり、残すはレポート2つだけとなった寺田です!
夏休みは旅行の予定を中心に遊びの予定がかなりあるので楽しみつつ、生活習慣を崩さないように早起きを心がけようと思います!!
さて、本日は須田先生に引き続き大学で面白かった授業を紹介させていただこうと思います!
僕はプログラミングに興味があったので、情報系の学科に通っています!
興味があった分、プログラミングの授業はすべて楽しく受けているので今回はそれ以外の科目をお話ししたいと思います。
①代数学基礎
これは、高校での代数と大学での代数学を繋ぐような授業で、高校のことからフェルマーの定理を地用したりと少し難しいところまでを幅広く扱う授業でした。
高校数学では、整数の問題が一番好きだったのでとても楽しかったです。
②キリスト教人間学(いのちの倫理)
この授業では4つのテーマの話を主に生命倫理について深く話しました。
ディスカッションでは異なる意見の人がどのように考えているのかを聞けて良かったです。
他にもたくさんの面白い授業があるので是非大学で探してみてくださいね!!
頑張れ松戸校!
2024年 7月 27日 大学で面白かった授業(須田編)
皆さんこんにちは!担任助手3年の須田琉吾です
なんか久しぶりの登場の気がします…
大学はもう終わって夏休みに入りました!
夏休みの予定はほとんど立っておりません
(夏のフェスとかに行くくらいかなぁ、、)
大学生暇です
今回は大学で面白かった「教育実践基礎」について話そうと思います
内容を簡単に話すと
実際に先生になったつもりで学校で起こった問題をどのように解決していくか考えるものです
不登校やいじめの問題、チャイムが鳴っても座らない生徒など問題も様々あって
本当にこの場面に出くわしたらどうしようと思うものばかりでした
他の人の解決方法などを聞いてなるほど!と思うこともあれば何それ…と思うこともあったり
みんなで楽しくディスカッションも交えながらやっていたのでとても楽しかったイメージが強いです
やはりみんなでは話し合ったり活発に活動する授業は楽しいですね
教員採用試験の面接などで使える豆知識を先生が教えてくれたりと
先生自身も楽しみながら授業を行っているように見えて
素直にあぁこういう授業っていいなぁと思いました
みなさんも積極的に授業に参加して面白い授業を見つけてみてください
頑張れ松戸校!